アパートって変わってきている

高層アパートのよくある構造

戦後いち早く考案され、今日まで引き継がれている建築の様式があります。それが、日本の高層建築のさきがけ、晴海高層アパートの考え方です。たとえば、エレベーターの停止階がすべての階ではなく、3階、6階、9階のように、とびとびになっているのは、このアパートが最初です。今でも、筆者の住む団地の高層住宅は、エレベーター停止階と非停止階があり、晴海高層アパートと同じです。この構造の意味は、アパートの停止階に制限を設けることで、共用部面積を少なくしたり、非停止階のプライバシーや通風採光を確保したりすることができるということなのです。

また、エレベーター停止階には、広い廊下が設けてあり、高層住宅でも安心できるよう、しっかりとしたコンクリートの手すりがあったり、共用の電話があったりして、住む人のことが十分考えられています。この構成は、まさに筆者の住んでいるマンションにも当てはまるものです。ですから、ずいぶんと長い間、高層マンションのお手本となっていたのが、この晴海高層アパートだったというわけなのです。今では、この概念から出て、さらに高いタワーマンションができていて、大幅に進歩していますが、もとはと言えば、ここから出発したのです。

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